車は何キロで売るべき?と悩んで検索している人の多くは、10万キロを超える前に売るべきなのか、それとも15万キロや20万キロまで乗っても問題ないのか判断に迷っているのではないでしょうか。
私自身も車売却のタイミングで「10万キロ前に売るべきか?」と悩んだ経験があります。実際に査定を受けて分かったのは、車の寿命ではなく中古車市場の評価基準が価格を大きく左右するという点でした。
結論から言えば、車を売るべき距離は「何キロまで走れるか」ではなく、「市場評価が変わる節目」を基準に考えることが重要です。実際、中古車の査定では走行距離が買取価格に大きく影響する一方で、車の寿命やガソリン車が何キロ走れるのかという情報も判断材料になります。
そこでこの記事では、走行距離ごとの価格変化や売却タイミングの目安を整理しながら、車売るなら何万キロが現実的なのかを分かりやすく解説します。距離だけで損をしないための判断基準を確認していきましょう。
この記事のポイント4つです。
- 車を売るべき走行距離の目安
- 走行距離が買取価格に与える影響
- 10万・15万・20万キロごとの売却判断基準
- 車の寿命と走行距離の正しい考え方
車は何キロで売るべき?判断基準まとめ
車売るなら何万キロが目安?

車を売却するタイミングを考えるとき、多くの人が最初に気になるのが「何万キロ走ったら売るべきなのか」という点です。一般的には5万キロ・10万キロ・15万キロが大きな節目とされています。これは中古車市場において、走行距離が価格評価の基準として広く使われているためです。
まず5万キロ前後は、まだ車の状態が良好と判断されやすく、中古車としての需要が高い段階です。このため査定額が比較的高く維持されやすい傾向があります。そして10万キロに近づくと、購入希望者の心理的ハードルが上がるため、買取価格が段階的に下がりやすくなります。
ここで重要なのは、実際の故障リスクよりも「市場評価」が価格に大きく影響する点です。現在の車は耐久性が向上しており、10万キロを超えても十分走行できます。しかし中古車市場では区切りとして扱われるため、査定額が変化しやすいのです。
言ってしまえば、車を高く売りたい場合は10万キロ到達前が一つの目安になります。一方で長く乗る予定であれば、価格下落を受け入れた上で乗り続ける選択も合理的です。このように考えると、売却の最適距離は「車の寿命」ではなく「市場評価の節目」で判断することが大切です。
走行距離と買取の影響について基本知識

中古車の査定では年式・車種・状態など複数の要素が見られますが、その中でも走行距離は特に分かりやすい評価基準として扱われます。なぜなら、走行距離は車の使用状況を数値として判断できる指標だからです。
一般的に年間1万キロ前後の走行が平均とされており、この基準から大きく外れると査定評価が変わります。例えば年式に対して走行距離が少ない車は「低走行車」と評価され、需要が高まります。逆に距離が多すぎる場合、部品摩耗やメンテナンス費用を想定されるため査定額が下がる傾向があります。
ただ単に距離が多いから価値が低いというわけではありません。定期点検記録が残っている車や高速道路中心で走行した車は、状態が良いと判断される場合もあります。つまり距離だけでなく「使われ方」も評価対象になります。
そしてもう一つは、買取業者が再販しやすいかどうかという視点です。購入者が安心して選びやすい距離帯ほど流通しやすいため、査定価格にも反映されます。このため走行距離は車の性能評価というより、販売しやすさの指標として機能していると言えるでしょう。
車の走行距離と寿命の考え方
車の寿命を走行距離だけで判断する考え方は、現在では必ずしも正確とは言えません。以前は10万キロが寿命の目安とされていましたが、技術進化により耐久性は大きく向上しています。
現在の車はエンジン性能やオイル品質、製造精度の改善によって長距離走行に強くなっています。適切なメンテナンスを続けていれば15万キロから20万キロ以上走るケースも珍しくありません。このため寿命とは「走れなくなる距離」ではなく「維持コストが増えるタイミング」と考えるほうが現実的です。
例えばゴム部品やサスペンション、冷却系統などは距離とともに交換時期を迎えます。これらの整備費用が重なってくると、修理費と車の価値のバランスを考える必要が出てきます。
ここでは単純に距離だけを見るのではなく、整備履歴・使用環境・保管状態など複数の要素を合わせて判断することが重要です。このように考えると、車の寿命は固定された数字ではなく、維持状況によって大きく変わるものだと言えるかもしれません。
ガソリン車は何キロ走れる

ガソリン車はどれくらい走れるのかという疑問は多くの人が持っていますが、実際には車種や整備状況によって大きく差があります。とはいえ一般的な目安として、15万キロから20万キロ程度は問題なく走行できる設計になっています。
エンジン本体は非常に耐久性が高く、定期的なオイル交換を行っていれば長期間使用が可能です。むしろ故障原因になりやすいのは補機類や消耗部品であり、エンジンそのものが寿命を迎えるケースは多くありません。
例えばウォーターポンプやオルタネーター、ゴムホース類などは距離とともに交換が必要になります。これらを適切に整備していれば、走行距離が増えても安定した走行を維持できます。
逆に言えば、メンテナンスを怠ると短い距離でも不具合が発生します。このため「何キロまで走れるか」は車の性能だけで決まるのではなく、日常的な管理によって大きく左右されます。現在のガソリン車は想像以上に長寿命であることを理解しておくと判断しやすくなります。
走行距離は何万キロからがやばい?


走行距離が増えてくると「もうやばいのでは」と不安に感じる人は少なくありません。しかし実際には、特定の距離を超えた瞬間に急に壊れるわけではありません。
一般的に心理的な節目とされるのは10万キロです。中古車購入者の多くがこの数字を基準に考えるため、市場評価が変わりやすいタイミングになります。ただし機械的な限界を意味するものではありません。
15万キロを超えると部品交換の頻度が増える可能性がありますが、整備が行き届いていればまだ十分使用できます。そして20万キロ付近になると、修理費用と車両価値のバランスを検討する段階に入ります。
ここで大事なのは距離そのものよりも車の状態を見ることです。異音や振動、燃費悪化などの変化が出ているかどうかが判断材料になります。だからこそ、走行距離だけで「やばい」と決めつける必要はありません。距離はあくまで目安であり、実際のコンディションを確認しながら判断する姿勢が重要です。
実際、同じ走行距離でも車種によって寿命の考え方は大きく変わります。長距離走行に強い車も存在し、適切なメンテナンスを続けることで想像以上に長く乗れるケースもあります。例えばコンパクトカーとして人気のヴィッツでは、30万キロ近く走行した事例も見られます。
→ ヴィッツは30万キロ走れる?実際の故障例・寿命・注意点を徹底解説
車は何キロで売るべき?距離別の判断
10万キロで売却は遅い?

10万キロに到達した車を売るべきか迷う人は非常に多いですが、必ずしも「遅い」とは言い切れません。ただし中古車市場では、この数字が一つの大きな区切りとして扱われている点を理解しておく必要があります。
多くの購入希望者は、車選びの際に走行距離を最初に確認します。その中で10万キロ未満という条件は安心材料として認識されやすく、販売しやすいラインとされています。このため9万キロ台と10万キロを超えた車では、状態がほぼ同じでも査定額が変わる場合があります。
しかし現在の車は耐久性が高いため、10万キロを超えたからといって性能が急激に落ちるわけではありません。むしろ定期整備がしっかり行われている車であれば、まだ長期間使用できる可能性があります。ここでは市場評価と実際の耐久性を分けて考えることが大切です。
だからこそ、高値売却を優先する場合は10万キロ到達前が有利になりやすく、乗り続ける価値を重視するなら売却を急ぐ必要はありません。このように考えると、10万キロは「売却が遅い距離」ではなく「価格が変わり始める分岐点」と言えるでしょう。
10万キロは売るべき?おすすめ判断早見表
| 判断タイプ | おすすめな人 | おすすめしない人 |
|---|---|---|
| 売却を検討したほうがよい人 | 次の車への乗り換えを考えている人 できるだけ高く売却したい人 査定額の下落を避けたい人 車検前のタイミングにいる人 | まだ長く乗る予定がある人 買い替え予定が決まっていない人 整備状態が良く不具合がない車に乗っている人 |
| 乗り続けてもよい人 | 定期的にメンテナンスを行っている人 走行性能に問題を感じていない人 維持費を理解した上で使用している人 | 修理費の増加を避けたい人 突然の故障リスクをできるだけ減らしたい人 リセールバリューを最優先に考える人 |
※10万キロは車の寿命ではなく、中古車市場において価格評価が変わり始める目安とされています。
15万キロでも売れるのか

15万キロを超えると売れないのではと心配する人もいますが、実際には需要は存在しています。特に価格を抑えて車を購入したい層や、短期間の使用を目的とする購入者にとっては魅力的な選択肢になるためです。
中古車市場では走行距離が増えるほど価格は下がりますが、その分だけ購入ハードルも低くなります。このため車種によっては一定の需要が維持されます。軽自動車や燃費性能の高いコンパクトカーなどは、15万キロを超えていても流通しやすい傾向があります。
ただし査定ではメンテナンス履歴の有無が重要になります。整備記録簿が残っている車は安心感があるため評価が改善される場合があります。逆に整備状況が不明な車はリスクを考慮され、査定が低くなる可能性があります。
言ってしまえば、15万キロは「売れない距離」ではなく「評価の基準が状態重視へ変わる距離」です。この段階では距離よりもコンディションや車種の人気が大きく影響します。
15万キロでも売れる?売却判断チェック表
| 判断タイプ | おすすめな人 | おすすめしない人 |
|---|---|---|
| 売却を検討したほうがよい人 | 走行距離が増える前に手放したい人 今後の修理費増加が気になっている人 整備記録がしっかり残っている人 需要があるうちに売却したい人 | まだ車の状態が良好で乗り続けたい人 売却価格より使用価値を重視する人 次の車の購入予定が決まっていない人 |
| 乗り続けてもよい人 | 定期メンテナンスを継続している人 エンジンや走行に不安がない人 短期的な買い替え予定がない人 | 整備履歴が残っていない人 故障リスクをできるだけ避けたい人 高値売却を最優先に考えている人 |
※15万キロは売却できなくなる距離ではなく、走行距離より車の状態や整備状況が査定に大きく影響し始める目安です。
20万キロ走行車の価値

20万キロに到達した車は価値がほとんどないと思われがちですが、完全にゼロになるわけではありません。中古車として再販されるケースだけでなく、海外輸出や部品取り車としての需要が存在するためです。
日本車は耐久性が高いことで知られており、海外市場では高走行車でも評価されることがあります。特に信頼性の高いメーカー車や商用車は、距離が多くても取引対象になることがあります。このため廃車を考える前に査定を受ける価値があります。
とはいえ国内市場では修理費用のリスクを考慮されるため、査定額は大きく下がる傾向があります。ここで重要なのは、車両価値と維持費のバランスです。大きな修理予定がある場合は、修理前に売却したほうが結果的に負担を抑えられる場合があります。
このような理由から、20万キロは価値が消える距離ではなく、評価の軸が「使用価値」から「再利用価値」へ変化する段階と考えると理解しやすくなります。
20万キロ走行車の価値は?売却判断チェック表
| 判断タイプ | おすすめな人 | おすすめしない人 |
|---|---|---|
| 売却を検討したほうがよい人 | 今後大きな修理が必要になりそうな人 維持費の増加を抑えたい人 廃車を検討しているが価値が残っているか知りたい人 海外需要や部品価値を含めて査定を受けたい人 | すぐに手放す必要がない人 修理やメンテナンスを前提に乗り続けたい人 車に愛着があり使用価値を重視する人 |
| 乗り続けてもよい人 | 定期整備が行われており走行に問題がない人 商用車や耐久性の高い車種に乗っている人 多少の修理費を許容できる人 | 修理費の負担を避けたい人 突然の故障リスクをできるだけ減らしたい人 高額査定を期待している人 |
※20万キロは価値がなくなる距離ではなく、「使用価値」から「再利用価値」へ評価基準が変わり始める目安とされています。
走行距離ごとの価格下落傾向

車の価格は走行距離に応じて段階的に下がる特徴があります。ただ単に距離に比例して下がるわけではなく、一定の節目で大きく変動する傾向があります。
まず3万キロから5万キロまでは比較的高値が維持されやすい期間です。この段階では中古車としての需要が高く、次の所有者が安心して購入しやすい状態だからです。そして7万キロから9万キロ付近になると、価格は緩やかに下降していきます。
10万キロを超えると評価が一段下がるケースが多く見られます。これは心理的な区切りとして認識されているためであり、実際の故障率とは必ずしも一致しません。その後15万キロを超えると価格はさらに低下しますが、完全に売却できなくなるわけではありません。
つまり価格下落は直線的ではなく「階段状」に進むと考えると分かりやすいでしょう。この仕組みを理解しておくことで、売却タイミングの判断がしやすくなります。
高く売るための距離とタイミング

車をできるだけ高く売るためには、走行距離の節目を意識することが重要です。査定額は年式や状態にも左右されますが、距離の影響は非常に大きいためです。
多くの場合、5万キロ未満は高評価を受けやすく、次に有利なのが10万キロ未満のタイミングです。ここを超えると市場評価が変化しやすいため、売却を検討している場合は早めの行動が有効になります。
そしてもう一つ注目したいのが年間走行距離です。平均的な使用ペースより大きく距離が増えている場合、時間が経つほど査定額が下がる可能性があります。このため乗り換え予定があるなら、次の車検前や大きな節目の前に査定を受けるのが現実的です。
逆に言えば、距離が増えてから慌てて売るよりも、あらかじめ市場の評価ラインを理解しておくことが大切です。このように距離タイミングを意識するだけでも、売却価格に差が生まれる可能性があります。
結局どのタイミングで売るべき?タイプ別おすすめ判断
走行距離だけで迷う場合は、あなたの状況(高く売りたい/まだ乗りたい/修理が不安など)に当てはめて判断すると分かりやすいです。
次のように考えると、自分に合った売却タイミングを判断しやすくなります。
| 判断タイプ | おすすめの選択 | 理由・考え方 |
|---|---|---|
| できるだけ高く売りたい人 | 10万キロ到達前に査定がおすすめ | 中古車市場では10万キロ未満が評価基準になりやすく、価格が下がる前に動きやすいため |
| まだ数年乗る予定がある人 | 15万キロ前後まで継続可能 | 現在の車は耐久性が高く、定期メンテナンスができていれば長く乗れるケースが多いため |
| 修理費が気になり始めた人 | 大きな故障前に査定だけ受ける | 修理後より修理前のほうが判断しやすく、費用リスクを避けられるため |
| 廃車を考えている人 | 20万キロでも一度査定を検討 | 海外需要や部品価値が残る場合があり、完全に価値がゼロとは限らないため |

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